【スクールカーストの心理学】~なぜ陰キャと陽キャに分かれるのか?~

スクールカースト仲良くする

私たちは中学から高校にかけてスクールカーストを重視し始めます。スクールカーストとは学校のクラスにおける階層のようなものです。

階層が上の人は目立った行動をとり、周りの生徒に指示をし、クラスの権力を握ります。また、友達も多く、スキンシップを頻繁にとるといった特徴もあります。

一方で階層が下の方の人は周りに従い、性格的に目立った行動をとれません。

その結果、「陰キャ」というレッテルを自分に貼り、劣等感を抱くこともあります。自分もスクールカーストを意識していた時期がありました。

なぜクラスにこのような階層が生まれるのでしょうか。今日はその理由を詳しく解説します。

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なぜスクールカーストが生まれるのか?

人気を追い求める

私たちは権力や名声を追い求めることがあります。周りから注目を浴び、人気者になりたいと考えるのです。

405人の若い成人を対象にした研究では、被験者に3つの願いを尋ねました。すると最も回答が多かったのが「有名になりたい」などの外発的な欲求だったのです。

「健康」や「親密な関係」よりも権力や美を求める回答が多くなりました。つまり私たちは富や名声を追求する傾向があります。スクールカーストが生まれる原因の一つがこれです。

脳の発達

私たちの脳は思春期に急速に発達します。赤ちゃん並みに脳は急速に成長するのです。この影響により、社会的報酬への欲求が強まります。

「認められたい」、「称賛されたい」、「仲間を仕切りたい」などの思いが芽生えるのです。

みなさんも小学生の頃はカーストを全く気にしなかったと思います。思春期になって不意にカーストを気にし始めたはずです。

また、自分が他人にどう映っているのかを気にする時期でもあります。そのため「自分がカーストのどの位置にいるか?」や「クラスの人気者にどうやって気に入られるか?」などを異常に気にするのです。

現在はtwitterでステータスが可視化できるため、中高生はいいねを貰おうと必死になります。脳が発達するために中高生はステータスを1番に追い求めるのです。

ステータスが上位の人の特徴

ステータスが上位の人が外向的な人が多いです。外向的な人は考えずに行動できるため、人と仲良くしようとすぐに行動をおこせます。

また、クラスの前で笑いをとるなどの目立ったことができるため、周囲に影響を及ぼすこともできます。

共感能力が高い外向型の人は多くの人好かれ、目立った行動を起こせるため、クラスの主導権を握ることができるのです。

社交スキルがある外向型の人はカースト上位になる傾向があります。

ステータスが下位の人の特徴

ステータスが下位の人は対人関係に不安を抱えている内向的な人が多いです。目立った行動がとれず、他人と仲良くするのが苦手なため、周囲に影響を及ぼすことができません。

中高生は多くの人がステータスで優劣を決めます。そのため、「ダメ人間」と周囲から思われ、自分もそう考えるようになるのです。

下位の人は劣等感を抱く傾向があります。私たちの思春期の記憶は将来に影響を及ぼします。

その後も「陰キャ」というレッテルを自分に貼り、劣等感を抱きながら人生を送る可能性もあるのです。

スクールカーストを重視しすぎるとどうなるのか?

カーストを大人の時期になっても気にする人はあまり人生を豊かにできません。

「健康に暮らす」や「成長する」などの内発的な目標を持っている人は幸福度が高く、自信に満ち溢れ、体も健康でした。

一方で、「多くのお金を手に入れる」などの外発的な目標を持っている方はうつ傾向があったのです。

つまりカーストを追い求めると、不幸な人生を歩む羽目になります。そのため中学校の時期にカーストで下位だった人も気にする必要はありません。

引き換えにありのままの自分を受け入れ、歪んでいた認知を直すことが必要です。ありのままの自分を受け入れられれば、劣等感を抱かず、人生を好転させることができます。

カーストが低くて悩んでいる方はぜひこちらの本をご覧ください。

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中学生,高校生にとって本当に大切なこと

中学高校で大切なことは権力を持とうと必死になることではありません。大切な友人を作ることです。大切な友人を作ることで人生はとても豊かになります。

自分はスクールカーストを気にしすぎたせいで中学、高校生活を満足して送ることができませんでした。

みなさんはそうならないように気を付けてください。本当の幸福は権力を持つことではなく、親密な人間関係を作ることです。

オススメ本

社会では相手を魅了する人がいます。多くの人に影響を与え、誰からも愛される人です。それはどこから生まれるでしょうか。その答えがこの本に書かれています。

私たちがなぜステータスを追い求めるのかが科学的にわかりやすく解説されています。「人気が欲しい」という方には必見の本です。興味のある方は見逃さないでください。

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まとめ

スクールカーストは気にせざるを得ないものです。しかし、カースト上位になろうと必死になっていると大切なものを失ってしまいます。権力は追い求めすぎないように気を付けましょう。

「自分は陰キャ」だと悩んでいる方は気にする必要はありません。なぜなら、カースト上位になっても不幸な人はいるからです。

スクールカーストで上位になることは真の幸福の要素ではありません。そのことを心に留めておいてください。今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

参考文献(論文)

King, Laura A., and Sheri J. Broyles. “Wishes, gender, personality, and well‐being.” Journal of personality 65.1 (1997): 49-76.

Somerville, Leah H., Rebecca M. Jones, and B. J. Casey. “A time of change: behavioral and neural correlates of adolescent sensitivity to appetitive and aversive environmental cues.” Brain and cognition 72.1 (2010): 124-133.

Sheldon, Kennon M., et al. “The independent effects of goal contents and motives on well-being: It’s both what you pursue and why you pursue it.” Personality and social psychology bulletin 30.4 (2004): 475-486.

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