【誤解が生じる理由】人間関係のすれ違いをなくす心理学

誤解が生まれる理由仲良くする

「なぜ手伝ったのにお礼をしてくれないのか?」、「なぜあの人はこんな冷たい態度をとるのか?」など、人間関係において誤解はつきものです。

コミュニケーションの齟齬はどうしても発生してしまいます。そこで今日は誤解が生じる5つの理由をご紹介します。

誤解の原因を知れば、すれ違いに対処でき、人間関係を良好にすることができます。

職場の人間関係で悩みを抱えている方にはとても役立つ内容です。ぜひ最後までご覧ください。

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透明性の錯覚

人は想像以上に他人に見透かされていると思っています。そのため他人にわかってもらうためにあまり努力をしません。これが「透明性の錯覚」です。

私たちは相手に本心を見透かされていると思っていますが、実際はそうでありません。自分がちょっとした嘘をついても気づかれないのです。

そのため、あなたが思っていることでも言葉にしなければ相手に伝わりません。他人に誤解を与えないためには自分の性格や特徴を積極的に話しましょう。それが誤解を防ぐ一つの対処法になります。

相手の解釈

あなたの発言や行動は常に相手の解釈によって意味が与えられます。例えばあなたと待ち合わせていた友人が遅刻したとします。

これに対しあなたはどう解釈しますか?普通の人なら「寝坊したのかな」と遅刻を偶然や相手の失敗と捉えます。

しかし、悲観的な人は「相手を困らせるため」や「以前遅刻した時のお返し」など、相手が故意にやったかのような解釈をするのです。

このように人間は様々なレンズを通して出来事を解釈します。自分の発言や行動は常に見る相手によって意味が変わることを頭に入れましょう。

エネルギー節約

私たちはラクをしたい生き物です。他人を判断するときも頭を働かせずに手抜きのツールに頼ってしまいます。

例えば私たちは、最初に会ったときの印象で他人を評価します。これを「初頭効果」といい、最初の情報がその後の解釈や情報処理に影響を及ぼすのです。

次に私たちは予想しているものだけを見るという「確証バイアス」にかかります。これはAさんが頭のいい人だと判断すると、Aさんの頭がいい部分しか見なくなってしまうのです。

これは好みにも当てはまり、好きな人に対しては好きな部分、嫌いな人に対しては嫌いな部分を私たちは見るようになります。私たちは自分の信念を強める見方をするのです。

要するに私たちは第一印象で他人を判断します。そのため出会ったときの印象を覆すというのはとても難しいのです。

自信過剰

私たちは相手の性格を知っていると自信過剰になることがあります。恋人の性格を知っていると過度の自信を持つことが研究で判明しているのです。

ある実験で、「自尊心」「自分の能力」、「好きなこと」を被験者に自己評価してもらいました。それに加え、恋人にも被験者のことを評価させました。

また、どれだけ評価が一致するのかも予測してもらったのです。要するに、自分が見た自分と恋人から見た自分はどれだけ違うのかを検証しました。

すると、恋人から見た自分と自分の評価はある程度一致しました。自尊心の場合、高い場合は5、低い場合は1と5段階評価でした。

当てずっぽうだと確率が20%ですが、実際は遥かに高い44%だったのです。ほかの項目も当てずっぽうより高い確率で、評価が一致しました。

しかし、「自尊心」の評価が一致すると答えたカップルの割合はなんと約82%だったのです。ほかの項目も80%以上のカップルが一致すると答えました。

つまり、私たちは予想以上に他人のことを理解していると思っています。

相手のことを知り尽くしていると自信過剰になっているのです。しかし、実際はそうでありません。

これに対処するためには謙虚さが必要です。「相手のことを完璧に理解しているわけではない」ことを頭に入れておきましょう。

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自分のことを客観視できない

私たちは他人から見た自分と自分から見た自分の姿が異なります。誰にどんな印象を与えているのかが自分には分からないのです。タル・エヤルとニコラス・エプリーの行った実験を紹介します。

被験者に異性から自分の顔写真がどのような評価を受けるのかを予測してもらいました。すると、あてずっぽうの確率(相関係数0)でしか一致しないことが判明したのです。

つまり、私たちは自分の顔を客観的に評価することが苦手なのです。同様に自分の意見も客観視できません。誤解を対処するには自分がどう思われているのかを周りに聞くべきです。

オススメ本

私たちは予想以上に相手の心が読めません。相手を理解することは人間関係を円滑にするのに必要不可欠な要素にもかかわらず、親友や恋人のことすら正確に理解できていないのです。

相手との誤解や対立が起きる原因は何なのでしょうか。この本にはその答えが書いてあります。興味を持った方はぜひクリックして、買い求めください。

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まとめ

誤解が生まれる理由

・透明性の錯覚
・自分の言葉は相手に解釈される
・他人を理解するための労力を使わない
・相手のことを知っていると自信過剰になる
・自分のことを客観視できない

今日は人間関係で誤解が生まれる理由をご紹介しました。ほとんどの食い違いはこの5つが原因です。悩みを抱えている方は原因を特定してみてください。

誤解の原因を知るだけですれ違いがなくなり、悩みを改善することができます。今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

参考文献

Eyal, T., & Epley, N. (2010). How to seem telepathic: Enabling mind reading by matching construal. Psychological Science, 21(5), 700-705.

Swann Jr, W. B., & Gill, M. J. (1997). Confidence and accuracy in person perception: Do we know what we think we know about our relationship partners? Journal of personality and social psychology, 73(4), 747.

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