【集団圧力の心理学】厄介な同調圧力を味方にする使い方とは?

ずっと上げる
こんな方におすすめ

・周りの目を気にしすぎて、自分の好きな行動がとれない人

・集団圧力の使い方を詳しく知りたい人

「自分は帰りたいけど、みんながずっと喋っているから立ち去れない・・・」といった経験はありますか?

集団圧力を強く感じると、自分が好きなように行動できません。「周りにあわせなきゃいけない」と考えてしまいます。

そこで集団圧力の対策と使い方を詳しく解説します。これを実践すれば、重圧に屈せずに自分が好きな行動を取れるはずです。

さらにこの影響力を、味方にする方法も紹介します。「周りに合わせすぎるせいで、自分の好きなように動けない」と悩んでいる方には、役立つ内容です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

集団圧力の驚異的な強さ

私たちは自分が少数派の方を選びたくても、多数派に従う傾向があります。なぜなら周りの空気を乱すと、仲間外れにされる可能性があるからです。

例えば5人で美味しいレストランに行ったとします。そこで美味しいお肉を食べました。食後に店員がやってきて、「デザートはいかがですか?」と尋ねます。

自分はちょうど甘いものが欲しかったので、「食べたい」と思いました。しかし先に4人とも要らないと答えたのです。

そのときに自分一人だけ「こちらのケーキお願いします」と言えるでしょうか?ほとんどの人が自分の意見を殺して、周りにあわせるはずです。

心理学の実験でも、集団圧力の強さが証明されています。被験者に見本の線と、同じ長さの線を当ててもらいます。

同調圧力の心理学

図のような簡単な課題です。この問題を8人(※自分以外はサクラ)で取り組みました。1人ずつ答えを聞くのですが、被験者は全員Cと答えたのです。

しかし解答は明らかにBです。7人の間違った解答を聞き、被験者は正解を述べるでしょうか?

結果は3分の1以上のケースで、多数派の間違った答えに合わせていたのです。つまりどんなに間違った意見でも、私たちは多数派にあわせる傾向があります。

集団圧力という目に見えない影響力は、とても強いのです。

重圧に屈しないようにするには

集団圧力に屈しない方法は2つあります。1つはメンタル強化です。メンタルを強化すると、不安が軽減されます。

良い意味で周りの目を気にしなくなるのです。すると集団圧力に屈せず、自分の好きな意見が言えるようになります。

さらに味方を1人でも多くすると、圧力に飲み込まれなくなります。さっきの実験では、正しい答えを言うサクラが1人増えるだけで、不正解の確率が37.5%から5.5%激減しました。

皆さんも友達と一緒なら、飲み会で気まずい時間でも帰りやすいですよね。大勢で飲み会するときには、仲のいい友達と一緒にいるのがおススメです。

集団圧力に負けないようにするためには、メンタルを鍛え、味方を増やしましょう。

集団圧力の役割

集団圧力は進化上有利に働きました。なぜなら大昔は、集団から拒絶されると生き残れなかったです。狩猟採集民の時代では、群れでないと生存できません。

よって1人で好き放題行動する種族よりも、周りに同調する種の方が優れていたのです。つまり昔からの名残で、私たちは集団圧力を強く感じます。

さらにこの圧力には、認知的コストを削減できるメリットもあります。なぜなら人間はラクをしたい生物だからです。

例えばイベントの会場に向かうとき、人の後を追っていけば、事前に目的地に着きます。すると地図でわざわざ調べる手間が省けますよね。

同様に売り上げNo1商品を買えば、ある程度の価値が保証されます。すると商品を選ぶコストが省けるのです。

要するに同調圧力には、集団の拒絶を防ぎ、認知的コストを削減する役割があります。

集団圧力の利用法

私たちはこの社会的影響力を武器に変えられます。まずは自分の尊敬する人と一緒にいることです。

例えばダイエットをしたい方は、運動に熱心な人の近くにいましょう。すると運動したくない時でも、影響力を駆使して体を動かせるようになります。

同様に勉強を頑張りたい方は、集中力が高い人のコミュニティに入るのがおススメです。すると同調圧力が働いて、嫌でも勉強時間が増加します。

つまり尊敬する人と仲良くすると、その人の行動がうつります。すると理想の自分に近づけるのです。

一方で怠惰な人としか付き合っていないと、自分もだらけてしまいます。よって理想から遠のいてしまうのです。

また集団圧力はマーケティングにも利用できるはずです。例えば人気No1商品というラベルは「多くの人が買っている」とアピールできます。

人気No.1を見た顧客は「周りのみんなが買ってるから、安全だろう」と考え、商品を購入しやすくなるのです。

このように集団圧力は、逆手に取れます。「インビジブル・インフルエンス」という本は利用法が分かりやすく書かれているため、気になる方はぜひチェックしてみてください。

スポンサーリンク

集団圧力の心理学まとめ

同調圧力の心理学

・同調圧力はとても強く、集団に拒絶されないために存在する

・メンタルを強くしたり、味方を増やしたりすると屈しなくなる

・自分の尊敬する人と付き合うと、圧力を利用できる

いかがでしたでしょうか?集団圧力は武器にも、足かせにもなります。よって正しく使うことができれば、大きなメリットをもたらすのです。

「集団圧力に負けたくない」という方は、紹介した内容を参考にしてみてください。

参考文献(書籍、論文)

Asch, Solomon E. “Studies of independence and conformity: I. A minority of one against a unanimous majority.” Psychological monographs: General and applied 70.9 (1956): 1.

コメント

タイトルとURLをコピーしました