【感謝の心理学】モチベーションから幸福度まで上げる感謝の効果とは

感謝の心理学瞬発的に上げる
こんな方におすすめ

・意志力に頼らず、誠実な行動をとりたい方

・感謝の効果を知りたい方

皆さんは毎日どのくらい感謝をしていますか?

実は感謝には心理学的に色々なメリットがあります。例えば健康的になったり、衝動的な行動が減ったりするのです。

感謝は私たちの意識を未来に向けてくれます。よって先延ばしがなくなり、現在の自分の欲求を抑えることができるのです。

そこで今日は感謝のメリットや、感謝の念を深くするトレーニングについて詳しく紹介します。自制心を高めたい方や先延ばしをなくしたい方はぜひご覧ください。 

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感謝とは

感謝はいったいどのような時に味わうのでしょうか?

感謝とは自分が手に入らなかったものが他人の犠牲によって手に入る時に味わう感情です。

例えば、先生が忙しい合間を縫って、自分のために授業をしてくれると、とてもありがたく感じますよね。自分の調子が悪いときに家族や友達が、看病してくれるのも同じです。

つまり「相手が自分のために何かをしてくれた」という感覚が、感謝を生むのです。一方で感謝がないと、人間関係は破綻してしまいます。

自分が他人のために一生感銘尽くしたのに、感謝されなかった場面を想像してみてください。イライラなどのネガティブな感情が湧いてくるはずです。

例えばせっかくプレゼントを買ってあげたのに、感謝をしない友達は欲しくないですよね。このように感謝は人間関係を維持するために存在します。

感謝を味わったときの行動

感謝を味わうと未来に目を向けるようになります。自分が感謝を味わった時の記憶を想像してみてください。

「自分を少し犠牲にしてまでも、他人に貢献しよう」という気持ちが生まれるはずです。例えば生徒が卒業するときに、先生にサプライズを仕掛けることがありますよね。

これは自分を育ててくれた先生に感謝を抱くのが原因です。「自分たちの時間を削ってでもいいから先生を喜ばせたい」と、積極的に他人にギブしているのです。

つまり感謝には自分の現在の欲求を抑える性質があります。

感謝の自制心の関係

感謝には自制心を高める効果があります。なぜなら感謝には、現在の欲求を抑える性質があるからです。

例えばダイエットするときには通常、スイーツを食べたい欲求と格闘しますよね。しかし感謝の念を抱くこと、自然とスイーツの欲求に対処できるようになります。

ここで心理学者のデイヴィッド・デステノが行った実験を紹介します。被験者にまず感謝の心を芽生えさせました。

それは被験者にコンピュータで退屈で長い課題をやらせた後、採点中に機械が故障するのです。すると仕掛け人に「もう1回やってください」と告げられます。

被験者は悪口を言い、悪態をついていました。そこで一緒に課題をしていた仕掛け人が、声をかけ、機械を修復します。これが感謝を芽生えさせる状況です。

日常で例えると、せっかくやった課題のデータが吹っ飛び、とてもネガティブな感情を味わいます。しかしそこで、友達がデータを復旧してくれるといった状況です。

その後実験が終わり、被験者は再び助けてくれた仕掛け人と遭遇しました。そこで仕掛け人が「心理テストのデータを集めるのに協力してほしい」と依頼するのです。

被験者は誰の監視もなく、1人で心理テストをします。社会的圧力もなく、自由にテストを終わらせられる状況です。

すると感謝の念を抱いたグループは、普通の感情のグループに比べ、30%も長い時間をテストに費やしたのです。

さらに助けてもらった人と自分が助ける人が違う場合にもこの傾向が認められました。つまり積極的に自分の時間を他人に与えたのです。

他にもお金の浪費が減ったり、衝動的な買物が減ったりすることも研究で判明しています。要するに感謝には、現在の欲求を無意識に抑え、将来的な行動に目を向ける性質があるのです。

感謝と人間関係

感謝の念が強い人ほど人間関係を上手に運べます。なぜなら感謝が芽生えると、他人に積極的に与えられるからです。

1000人もの学生を調査した研究では、感謝をよくする人は、深い人間関係を育み、友達や家族と過ごす時間を楽しむといった相関関係が見られました。

さらに他人を羨むことも少なく、周りから支えられているとよく感じているそうです。要するに感謝は、人間関係も充実させてくれる感情になります。

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感謝と健康の関係

感謝をする人は、そうでない人よりも健康的でいられます。なぜなら長期的な健康に着目できるからです。運動に熱心に取り組み、ストレスレベルも低くなります。

さらに感謝の多い人は、その人だけでなく、配偶者の睡眠の質までもが良いことが判明しました。よって感謝の念を抱いている人ほど、健康的に生きられるのです。

感謝を育むには

このように感謝には、たくさんのメリットがあります。しかし簡単に感謝を芽生えさせる方法はあるのでしょうか?

「感情は自然に湧くもの」だと考えていると、感謝を生み出すのは難しく思えます。しかし感情は注意の方向をコントロールすることによって、望む感情をある程度引き出せます。

例えば不安は未来のことに目を向けているため、不安なのです。注意の方向を現在に戻すことで、不安は他の感情に変わります。

そのため注意の方向を「自分を助けてくれた他人」に向けることによって、感謝の心を持てるようになりるのです。

自分の生活を支えてくれる友達や、家族のことを考えてください。それだけでも感謝の心が芽生え、自然と将来的な行動が取れるようになるはずです。

さらに感謝の念を強くする習慣を3つ紹介します。実は感謝する頻度が多い人ほど、感謝からの効果を得やすくなります。

「先延ばしをなくしたい」や「健康的な生活を送りたい」、「人間関係を充実させたい」と考えている方はぜひ実践してみてください。

特に長期的なモチベーションを育みたい方にはピッタリです。

感謝日記

週に2~3回自分が感謝していることを書きましょう。例えば「スタバの店員が親切な対応をしてくれた」など些細なことで構いません。

これだけでも感謝の効果を得ることができます。1回5分ほどでできると思うので、感謝の効果を得たい方は試してみてください。

互恵の輪

これはグループで感謝の念を強め、チームワークを深める方法です。チームを運営するリーダーはぜひやってみてください。

1、グループで、「自分が手伝ってほしいこと」を全員にそれぞれ書いてもらう

2、それを一斉に円状で並べる

3、その中で自分が手伝えそうなことを探す

4、自分と手伝った人を線で結ぶ

5、定期的に催すと、チーム全員の自制心が向上する

チームメンバーの自制心が高まり、仕事・勉強のパフォーマンスが向上します。

セルフコンパッション

「中々他人に感謝の心が持てない」という方もいるかもしれません。その方は、自分を中心に考え事をしている可能性があります。

「友達が自分にプレゼントするのは当たり前」だと考えてしまっているのです。その対処法はセルフコンパッションになります。

これはありのままの自分を受け入れる方法です。自己中心的な人は、自分を過大評価して、自分の弱みなどを無視しています。

しかしセルフコンパッションの能力が身につくことによって、自分の弱さと向き合い、受け入れるようになるのです。

すると他人を妬まなくなります。他人の成功に喜び、自分が助けられた時に、心から感謝できるようになります。

自分も昔は他人の成功を妬んでいましたが、今は自己受容ができて、素直に喜べるようになりました。

「素直に感謝ができない」という方はぜひこの本を読んで、ありのままの自分・他人を受け入れる努力をしてください。これは一生ものの価値になります。

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まとめ

感謝を育む方法

・感謝の日記をつける

・「互恵の輪」をチームで実践する

・ありのままを自分を受け入れるように努力する

いかがでしたでしょうか?感謝には様々なメリットがあります。特に「現在の欲求を抑え、未来に注目する」という効果は強力です。

意志力に頼らず無意識に、誠実な行動が取れるようになります。「感謝することが少ない」という方はぜひ今日紹介した内容を試してみてください。

参考文献

Bartlett, Monica Y., and David DeSteno. “Gratitude and prosocial behavior: Helping when it costs you.” Psychological science 17.4 (2006): 319-325.

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